2018年8月13日 12通目




猛暑を極めたお盆。

私は長めのお盆休みを取り、帰阪することになっていた。

その前に土屋さんの所へ、暑中見舞いを兼ねて伺っておきたかった。こんなにも暑いのだから、涼しい風が行き届かないであろう拘置所で茹っているのではと心配していたからだ。

私は事前に拘置所に電話し、面会可能か確認を済ませたうえで、向かうことにした。

結局は後述の通り、雷雨に阻まれてしまい、断念。それでも向かえば良かったのだろうが、私の甘さだろうか・・・。気合いの不足だろうか・・・。

勝手に申し訳なく感じ、本の差し入れと共に、手紙を書いた。

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2018年8月13日 土屋和也さまへ 12通目

こんにちは。天気予報があてにならない程、お天道様は気分屋ですね。いつまでこの異常気象は続くのでしょう。

午前はピーカンに晴れていたので、洗濯物を干し、傘を持たずに外出しました。すると、15時にはザザ降りに。実はその頃、小菅駅(東京拘置所の最寄駅)に着いたばかりだったんです。土屋さんとの面会を果たそうと、昼間に用事を終えて向かっていたのですが、駅に着くとザザ降り。雷鳴も轟いています。先述のように、傘はナシ。閑散としたところにある駅だからか、タクシーも通らず。コンビニも無く。15分ほど改札内で考えたのち、引き返してしまいました・・・。

ごめんなさい。と言われても困りますよね。苦笑

お詫びのしるし、といっては失礼ですが、先日ご依頼頂いた差し入れ本の件、第二弾をご送付致します。動物の本です。かわいすぎて、つい目尻が下がります。私の好みで選びましたが、「こういうのが良い」がございましたら、どうぞご遠慮なく。

では、私は今日(8/13)からお盆休みです。20日まで、実家に帰省しております。東京に戻りましたら、時間をみつけて顔を出しにいきます。

秋が待ち遠しいこの頃、体調崩されませんように。

2018/08/13 河内千鶴

 

2018/08/31 返信あり

とにかく久しぶりの返信だった。

土屋さんからペンを執り、返信をくれたのは6月19日が最後だったから、2ヶ月ぶりか。

彼が寄越してくれた手紙の冒頭には、返信が遅くなったことを謝る一文が。謝罪文に付け加えて、

「(私が差し入れをした)世界絶景本に夢中になっていた」という旨のことが書かれてあった。

"この星にはこんなにも素晴らしい景色があるのか"

と、淡々にも感動を抑えきれない様子だった。

もう一冊、差し入れた動物の本のお礼も書かれてあった。

その本は、にやけずにはいられない程、愛くるしい動物たちが映った写真集。

彼がどんな表情で、どんな思いで眺めていたのだろう?と、私は想像していた。

ふと、7月11日に面会した時に彼が見せた笑顔が過る。あの時の笑顔みたく、気を穏やかにしていてくれれば・・・と思わざるをえなかった。

私は面会に行く日をスケジュールに書き込み、すぐに返信を書いた。

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